7位:『チルドレン』
家裁調査官・陣内をめぐるクスッと笑える連作短編
こんな人におすすめ!
- 心をほっと落ち着かせたい人
- 日常のクスッと笑える一コマを覗きたい人
20代男性
おすすめポイントは主人公の陣内です!
うぐはら
陣内の暴走気味でムチャぶりなキャラがいいですね。
あんなにやりたい放題、自分の言いたいことを言っているのに、嫌味が一つもない。
大切なことをズバッと言う。彼がいるだけで犯罪が減りそうですね。それはきっと伊坂さんが正直だからだと思います。
「そもそも大人が格好良ければ、子供はブレねえんだよ」
この言葉にしびれます。
「俺たちは奇跡を起こすんだ」独自の正義感を持ち、いつも周囲を自分のペースに引き込むが、なぜか憎めない男、陣内。彼を中心にして起こる不思議な事件の数々-。何気ない日常に起こった五つの物語が、一つになったとき、予想もしない奇跡が降り注ぐ。ちょっとファニーで、心温まる連作短編の傑作。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 352ページ |
6位:『重力ピエロ』
兄弟が謎解きの先にたどり着いた「家族の秘密」とは?
こんな人におすすめ!
- 最近辛いことがあった人、人生の意味や目的を考えたりしている人
- 最後まで結末が読めないゾクゾク感を楽しみたい人
うぐはら
「春が二階から落ちてきた」という一行が今も忘れられません。
春は、女子高生を守るためにわざわざ悪人役になって、釘バッドを振り回しているんですよね。
重い内容を取り扱っているだけに、涙なしでは読むことは不可能なのですが、ピエロ(道化)になれば、重力さえも自由に操ることができるというセリフに、「不幸な人生も、自らの意思で操っていけ」という、伊坂さんらしい励ましを貰ったような気がしています。
よち
ある出来事を『重力』と捉えるならば、血の繋がりや遺伝子の枠を越え辛い現実から目を背けず、
深い魂の絆で繋がった家族は、強く前向きに日々を生き、父の無償の愛と兄の想いに救われ軽やかに春が舞う。
人が天秤に乗った時、こんな結末も存在すると思うのです。
あいか
「春が二階から落ちてきた」
という出だしが印象的です。
春の明るい性格とは真反対のあまりに悲しく切ないストーリーです。
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。家族には、過去に辛い出来事があった。その記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのグラフィティアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とはー。溢れくる未知の感動、小説の奇跡が今ここに。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 485ページ |
5位:『AX』
超一流の殺し屋は恐妻家?殺し屋シリーズ第3弾!
こんな人におすすめ!
- 『グラスホッパー』『マリアビートル』の殺し屋シリーズが好みな人
紗綾
ふみち
殺し屋なのに、恐妻家。そのギャップがまた新しい!
兜の「家族を愛する気持ち」はすごく微笑ましくて、とても温かい。
素敵な夫で、素晴らしい父親だなと読みながら感じられます!
ストーリー後半の展開には驚かされるはず!
そして、ラストはとにかく涙で、温かいものが心と体に広がり癒されます。
先慧
外の顔は殺し屋なんだけど、家では優しいパパであり恐妻家に気を使って生きてる「兜」がコミカル。
その上、インド映画並に全ての感情を引き出してくる伊坂幸太郎に脱帽。ザ伊坂幸太郎的な小説だと思う。
そこまで本好きでない私でさえ1日で読了。
ラストにかける伏線が神業すぎてページが止まらない〜殺し屋系統の話ってすごいおもしろいよね〜でもほっこり涙もあるからびっくり〜
読み終わった数日間、なぜか魚肉ソーセージ食べてました。
最強の殺し屋はー恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる殺し屋シリーズ最新作!書き下ろし2篇を加えた計5篇。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 384ページ |
| 受賞 | 第6回静岡書店大賞(小説部門) 大賞受賞/フタバベストセレクション2017(フタバ図書) 第1位/2018年本屋大賞5位 |
4位:『アヒルと鴨のコインロッカー』
”一緒に本屋を襲わないか” 引っ越し早々、本屋強盗に誘われて…
こんな人におすすめ!
- 最後の最後までドキドキハラハラしながら読みたい人
okamiki
節々に何かおかしいな、何が隠されているんだろう?と思いながら読んでいくと、1人の人間とそれを取り巻く人間関係と、人の人生を深く知り、切なくなった。
アヒルと鴨の似て非なるもの、その例えというかなんというか、題名の意味が分かると、じわーっとくる感じがした。
mikiyamamoto
違和感と爽快感。最後の悲壮感まで病みつきになる作品。
セクションごとに違和感を投げつけ、時間を行ったり来たりしスローペースに進む。
しかし、バラバラだった人物や背景が繋がった瞬間、ストーリーはスピードを上げて走り出す。
走り出した瞬間、読むスピードも上がりリーディングハイに!爽快感がたまらなく好きです。
走り抜けた先に予想を裏切る展開が待っていますが、その悲壮感も心地よいです。
読み終えたらボブディランの「風に吹かれて」聴きたくなるかも…
紗綾
ブータンからの留学生とその彼女の琴美と元彼の川崎。
その3人の物語に巻き込まれた大学生の椎名が繰り広げるストーリー。
なんと言っても突拍子もない冒頭でどんどんストーリーに巻き込まれていきます。
引っ越してきたアパートで出会ったのは、悪魔めいた印象の長身の青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけてきた。彼の標的はーたった一冊の広辞苑!?そんなおかしな話に乗る気などなかったのに、なぜか僕は決行の夜、モデルガンを手に書店の裏口に立ってしまったのだ!注目の気鋭が放つ清冽な傑作。第25回吉川英治文学新人賞受賞作。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 384ページ |
| 受賞 | 第25回吉川英治文学新人賞受賞 |
3位:『砂漠』
「最大の贅沢」とは?大学生5人の爽快感溢れる青春小説
こんな人におすすめ!
- 大学時代の青春感にもう一度浸りたい人
- 「何気ない日常に起きるちょっとした冒険」に興味がある人
ahiru
砂漠に転げ落ちた大人として、忘れかけた大切なことを沢山思い出させてくれる作品でした。若い人にはぜひ読んでほしい…砂漠に押し出される前に。
人を諦めないだとか、信じるだとか…大げさなことじゃなく小さな力の関わり合いこそが生きる大きな力になる。
そんなことを感じてほしいと思います。
うぐはら
東西南北+アルファの中で一番「砂漠に雪を降らせる」ことを目的とし、無鉄砲で負けず嫌いな西嶋が大好きです。
ゲームをしながら、大量に本を借りて、西嶋なりに鳥井のことを心配していたシーンにはほろりとしました。
「人間にとっての最大の贅沢とは、人間関係における贅沢のことである。」
学長の言葉を胸に刻んで、最高の仲間たちを築き上げていけたら良いですね。
こんな青春を過ごしてみたかったなあ。
yuka
@読書記録
読み始めはただただ西嶋に違和感を覚えたり、麻雀なんてイキッてるって感じるけど、読み終えた時にはいつのまにか西嶋を好きになってるし、5人の大学生活が羨ましくてたまらなくなる。
西嶋の格言は要メモすべし!
仙台市の大学に進学した春、なにごとにもさめた青年の北村は四人の学生と知り合った。少し軽薄な鳥井、不思議な力が使える南、とびきり美人の東堂、極端に熱くまっすぐな西嶋。麻雀に勤しみ合コンに励み、犯罪者だって追いかける。一瞬で過ぎる日常は、光と痛みと、小さな奇跡でできていたー。実業之日本社文庫限定の書き下ろしあとがき収録!明日の自分が愛おしくなる、一生モノの物語。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 512ページ |
2位:『陽気なギャングシリーズ』
”ロマンはどこだ” 才気あふれる4人組銀行強盗が大暴れ!
こんな人におすすめ!
- とにかく笑える、楽しい話が読みたい人
- イケてる悪人が好きな人
あいか
4人の個性あるキャラクターが面白い!
伊坂幸太郎さんの勧善懲悪の色が凄く濃く出ている作品かなと思います!
よち
ロマンはどこだ?の問いに『ロマンはココにある』この作品の中にある。
そして全てはこの瞬間のために。
個性的な特殊能力を持った4人のギャングをスタイリッシュな公式に当てはめ導き出した方程式の答えはユーモアと誰も傷つけないというポリシーでした。
ふみち
とにかく一言!「面白い!」
殺し屋シリーズとはまた違った味があり、ストーリーのテンポも良く、ラストのスッキリ感は、きっとどの作品よりも上をいくと思います。
ところどころで出てくる「格言」に共感出来たり、納得してしまうことも楽しみのひとつであり、また惹きつけられる魅力です。
銀行強盗って悪いことのはずなのに、この本を通して4人と関われば何だか不思議と憧れてしまいます。
ゆうや
4人の会話がほんとにセンスの塊でおもしろかっこいい。
読み終わった後、「彼らとなら銀行強盗してもいいかな」という気分にさせてくれる。
嘘を見抜く名人、天才スリ、演説の達人、精確な体内時計を持つ女。この四人の天才たちは百発百中の銀行強盗だった…はずが、思わぬ誤算が。せっかくの「売上」を、逃走中に、あろうことか同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に横取りされたのだ!奪還に動くや、仲間の息子に不穏な影が迫り、そして死体も出現。映画化で話題のハイテンポな都会派サスペンス。(Amazon商品説明より)
1位:『死神の精度』
生死を決める死神が見届けた6人の生き様とは?
こんな人におすすめ!
- スリルを感じつつ、ラストはスッキリ終わるストーリーを求めている人
- 生きることに単調さを感じている人
ねねこ
テンポのいい連作ストーリーでとても読みやすいです。
これを読めば死神のイメージが覆されるはず!
Megumi
死神の、死神だからこそのちょっとしたずれたとこやシンプルな所の可愛さが魅力。
関わる人達の優しさもいい。映画のイメージもぴったりで好きです。
20代男性
人が死ぬお話ってとても悲しい気持ちになったりすると思うんですが、このお話は人がたくさん死ぬのになぜか穏やかな気持ちで見られるんですよね。
なんだか読んでるだけで不思議な体験をしてるような気持ちになれる。そんな作品です。
CDショップに入りびたり、苗字が町や市の名前であり、受け答えが微妙にずれていて、素手で他人に触ろうとしないーそんな人物が身近に現れたら、死神かもしれません。一週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌八日目に死は実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う六つの人生。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 345ページ |
| 受賞 | 第57回日本推理作家協会賞(短編部門)受賞 |
おわりに
いかがでしたか?
伊坂幸太郎作品をまだ読んだことのない方には、はじめの1冊を選ぶきっかけとして、
伊坂幸太郎作品が好きな方には、共感や再読のきっかけとして、
今回の記事を楽しんでいただけたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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