17位:『シーソーモンスター』
こいつは敵か、それとも、、、?
こんな人におすすめ!
- ドロドロした人間の内面を覗き見るドキドキ感を楽しめる人
- 長編よりも短くてとっつきやすい作品を好む人
maki
とにかくソリの合わない2人の関係を描いた『シーソーモンスター』は、昭和の時代に対立した嫁姑と、そんな2人に巻き込まれる夫(私)を描いた「シーソーモンスター」と、近未来で対立する配達人とエンジニアを描いた「スピンモンスター」を収録した作品となっている。
それぞれの作品に出てくる2人の対立はさることながら、昭和と近未来の対比、デジタルとアナログの対比など、2つの相反するものを比較した世界観が面白いのだ。
「昭和」と「近未来」という、現代から少しずれた時間軸設定も、伊坂作品としては珍しい。時代背景にも思いを馳せながら楽しめるので、読み手の世代でも感じられるものが変わる。
絶対に出会ってはいけない二人が出会ってしまう。
昭和バブル期の日本、主人公の北山は妻の宮子と母のセツの間で板挟みとなる。
父が亡くなり、母と共に暮らすこととなるのだが、妻と母はとにかく折り合いが悪いのだ。一方、妻の宮子はあることをきっかけに義母へ不信感を募らせていく、、、
| ページ数 | 428ページ |
16位:『グラスホッパー』
殺し屋シリーズ第1弾!押し屋VS自殺屋VSナイフ使い
こんな人におすすめ!
- スピード感に溢れたミステリーが好きな人
- 軽快な事件小説が好みの人
「復讐を横取りされた。嘘?」元教師の鈴木は、妻を殺した男が車に轢かれる瞬間を目撃する。どうやら「押し屋」と呼ばれる殺し屋の仕業らしい。鈴木は正体を探るため、彼の後を追う。一方、自殺専門の殺し屋・鯨、ナイフ使いの若者・蝉も「押し屋」を追い始める。それぞれの思惑のもとにー「鈴木」「鯨」「蝉」、三人の思いが交錯するとき、物語は唸りをあげて動き出す。疾走感溢れる筆致で綴られた、分類不能の「殺し屋」小説。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 345ページ |
15位:『アイネクライネナハトムジーク』
エンタメ小説の名手が放つ「魔法のような」恋愛短編集
こんな人におすすめ!
- 伊坂幸太郎が描くロマンスに興味がある人
Haruko
伊坂さんにしては珍しい、ほんわか恋愛短編集。
斉藤和義さんに作詞を頼まれたことから生まれた作品で、音楽と文学のコラボを楽しめます。
短編とはいえ、最後は事細かな伏線が繋がり超爽快。
「世の中捨てたもんじゃないな」と思わせる、心地よ読後感も好きでした。
最近良いことないなという方の日常に贈りたい、優しい1冊です。
よち
遠く小さく聞えてくる夜の音楽のように、その時には気づかない。
その音がなんの音でなんの曲かさえわからない。
でも後になって思い返して気づく。
それが人と人を結びつけた「出逢い」の音色だとゆうことが余韻さえも心地良く幸福感だけが残る作品です。
misaki
様々な主人公の目線から物語を読み進めるうちに、パズルのピースがパチリとはまるように、作品世界のつながりが立ち現れてくる心地よさ!
「小さく聞こえてくる、夜の音楽みたいに」
さりげない出会いと人とのつながりに心あたたまる、ユーモラスで感動的な物語です。
ゆうや
ほんとうに魔法のような1冊です。
妻に出て行かれたサラリーマン、声しか知らない相手に恋する美容師、元いじめっ子と再会してしまったOL…。人生は、いつも楽しいことばかりじゃない。でも、運転免許センターで、リビングで、駐輪場で、奇跡は起こる。情けなくも愛おしい登場人物たちが仕掛ける、不器用な駆け引きの数々。明日がきっと楽しくなる、魔法のような連作短編集。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 341ページ |
14位:『終末のフール』
小惑星が地球に衝突するまで、あと3年
こんな人におすすめ!
- SF的な要素が好きな人
- 生きるのに疲れたと感じている人
- 何のために自分は生きるのかを考えたい人
うぐはら
隕石が降ってきて、明日自分が死ぬかもしれない。
そのような状況に置かれてもなお、伊坂さんの登場人物たちは希望を捨てたりしません。
「深海のポール」で、「死んでも死なない」を何度も連呼する未来が印象的でした。
「人事を尽くして隕石を待つ」も。
ふみち
ひとつひとつのストーリーが、心を癒してくれるようにすーっと染み込んでくる。
そして読み終わった後、誰かに寄り添いたくなるような気持ちと、未来をしっかり考えたくなるような気持ちになります。
この作品は“意思が強くて芯がある”と私は思います。
八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 384ページ |
13位:『バイバイ、ブラックバード』
5股をかけるダメ男と怪女が織りなす不思議な数週間
こんな人におすすめ!
- 人間の表面と中身のギャップを楽しみたい人
- カオスな世界観を楽しめる人
とけい
五股は最低なのに、男が愚直で憎めない。
始めは恐ろしかった見張り役の大女も、読み進めていく内に愛らしく感じてしまう。
五人の彼女もみんな魅力があって、読むのが楽しくなってしまうこと間違いなし!
そんな人々が織りなす色んな別れに感情を揺らされて、唯一無二の大好きな話になりました!
星野一彦の最後の願いは何者かに“あのバス”で連れていかれる前に、五人の恋人たちに別れを告げること。そんな彼の見張り役は「常識」「愛想」「悩み」「色気」「上品」-これらの単語を黒く塗り潰したマイ辞書を持つ粗暴な大女、繭美。なんとも不思議な数週間を描く、おかしみに彩られた「グッド・バイ」ストーリー。特別収録:伊坂幸太郎ロングインタビュー。(Amazon商品説明より)
| ページ数 | 368ページ |
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