【2021年】1番面白い!と思ったおすすめ本まとめ【読書好き40人に聞いた!】

【2021年最新】おすすめ本5選

2021年発売のおすすめ本を5冊、読書好きの方のコメントとともに紹介します。

『クララとお日さま』カズオ・イシグロ

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ノーベル文学賞作家イシグロの最新作。
近未来のアメリカで人工知能の少女クララの目線から人間の少女との交流を仄暗いタッチで描いたSF作品だ。
現在、生まれつつある萌芽期の各種テクノロジーが順当に進んでいったら「まあ、こうなるよね」と自然に思い浮かぶ絵に描いたような社会。
それは今以上に格差が開いた社会だ。
コロナ禍で実感が湧いたとおり、オンライン化が進んだ未来では子どもたちは学校にすら通わない。
人が人間らしさを失う一方で、”型落ち”モデルのクララは人間のような信仰心を育む。
まるで人間と人工知能が逆転したかのようだ。
テクノロジーがこのまま無条件に発達していってよいか、根本的な疑念を鮮やかに投げかける小説だ。

『スマホ脳』アンデシュ・ハンセン

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「スマホの使いすぎは身体に悪くないのだろうか?」
子どもからお年寄りまで老若男女がスマホをもつ時代、誰しも一度は考えたことがあるのではないだろうか?
親になれば子どもにスマホを持たせるべきか、何歳から持たせればよいか、悩む方も多いだろう。
そんな方にタイムリーなのがこの1冊。
原題『インスタント脳』のこの本は、世界的ベストセラー『一流の頭脳』を書いた教育大国スウェーデンの著者ハンセンによる、スマホの乱用に対する警告書だ。
世界で実際どのくらいスマホが使われているのか、徹底的な調査に基づく客観的なデータによって検証を行っている。
不眠や鬱の増加、青少年へのSNSの深刻な悪影響は私たちの無意識に一考を促すだろう。

『推し、燃ゆ』宇佐美りん

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芥川賞受賞、本屋大賞にもノミネートし、50万部を突破した2021年の話題作。
弱冠21歳の女性が書いた小説で、アイドルの”追っかけ”をしている女子高校生が主人公ということもあり、物語に入りやすく、非常に読みやすい作品といえる。
タイトルがまず秀逸で、「燃ゆ」という歴史小説に出てきそうなワードと、近年の流行ワードである「推し」が組み合わさっているとおり、たしかな文学的表現を駆使しつつも現代的な”アイドルのファン”の喪失感をテーマにしたキャッチーな内容がウリとなっている。
小説を読み始めたばかりの方だけでなく、「最近の若い人の間ではどんな小説が流行っているんだろう?」と気になった方にもおすすめできる作品だ。

『三体Ⅲ 死神永生』劉 慈欣

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話題沸騰の中国SF超大作で、本国では計2100万部以上を突破し、アジア初のヒューゴー賞を受賞した三部作の完結編だ。
彼方の惑星系に棲む”三体人”が地球侵略にくる、という古典的なSFストーリーに最新テクノロジーを絡め、20世紀の”SF黄金期”の作品を再生させたとも言われている。
文化大革命のくだりから始まり、過去の歴史からナノテク・VR・量子コンピュータなど最先端テクノロジーまで一緒くたに語られるさまは、まさに半世紀余りの激動を経験した現実の中国そのものを表している。
続きが気になるストレートな王道展開で、映画監督ジェームス・キャメロンやオバマ元大統領、Facebookのザッカーバーグを虜にしたのも納得。

『2030年:すべてが「加速」する世界に備えよ』ディアマンディス

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先日、スロバキアの企業が開発した「空飛ぶクルマ」のニュースが話題になった。
「空飛ぶクルマ」を含め、この本では2030年までの今後10年間で起こることを現在のテクノロジーの進歩をもとに予測している。
そのうえで、ライフスタイル・教育・医療・環境・エンターテインメント、あらゆる領域のビジネスがどのように劇的に変化していくかを予測している。
キーワードとなるのは、タイトルにある”加速”だ。
複数のテクノロジーの進歩が掛け合わさることで、加速度的に変化のスピードが上がると著者は述べている。
その役者となるのはドローン・AI・3Dプリンタ・バイオテクノロジーなど。
”備え”あれば憂いなし、ビジネスマンには必携の書だ。

【2020年発売】おすすめ本5選

2020年発売のおすすめ本を5冊、読書好きの方のコメントとともに紹介します。

『ザリガニの鳴くところ』ディーリア・オーエンズ

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2019年のアメリカのNo.1ベストセラーで、500万部を突破したミステリー小説だ。
日本では本屋大賞の翻訳小説部門1位にも選ばれた。
アメリカ南部の美しい湿原風景で家族に捨てられた孤独な少女が主人公。
襲いかかる困難を乗り越えて成長する少女と美しい自然を描き、生きることは戦いであること、生きることの厳しさや困難さ、人々の優しさを私たちに教えてくれ勇気づけてくれるお話だ。
サスペンスのみでなく、環境問題・女性の自立・貧困など、約50年前が舞台とは思えない現代社会にも通じるテーマや問題意識が通底している。
21世紀版の『風と共に去りぬ』とも言える、サバイバルと愛を克明に描いた新しいヒューマンドラマ作品だ。

『息吹』テッド・チャン

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一貫してテクノロジーSFを描いてきた中国系アメリカ人チャンによる短編集。
日本の作家でいえば、多数のSF佳作を書いてきた星新一の現代版アップデートというところだろうか。
もはや今日では、かつて”空想的”と呼ばれたテクノロジーは絵空事ではなく、相当に現実のものとなって私たちの身の回りにも存在するようになっている。
また、作者が技術大国アメリカの育ちであることもあり、AI技術に対する正確な説明や、タイムスリップの可能性についても事細かに技術寄りに書かれている。
そのため、比較的コミカルで戯画的な作風だった星と違い、その想像力と目線はより現実的でリアルなものだ。
未来をぼんやり妄想したいときにおすすめの一冊といえるだろう。

『公』猪瀬直樹

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元東京都知事・猪瀬直樹によるこれまでの著作の総集編とも言うべき作品。
史上初の無観客開催になった2021年東京五輪はもともとこの方が引っ張ってきたもので、散々いわくつきの大会になった。
コロナ禍の対応といい、公的であるはずの数々の政府対応には多くの疑問符がつくものだったが「すべては”公”の概念が日本に欠けているからだ」と著者は断じる。
過去の著作では戦前にまで遡り、開戦論や天皇制を扱い、近代史における日本の本質を深く抉ってきた著者。
これら諸問題の元凶を”公”の一字に集約させたところはやはり慧眼といってよいだろう。
無人のスタジアムで行われる奇妙な五輪を契機に、日本という国を改めて考え直すお供となる一冊だ。

『独学大全』読書猿

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学生時代は猛勉強に励む一方、社会人になったらまるで勉強しないと言われる日本人。
世界的にみるとこれは”異常事態”のようで、日本の生産性が低い理由の一因にもなっていることから、ようやく近年、産業界でも独学の必要性が叫ばれている。
でも、どうやってひとりで勉強すればよいのだろうか?
いろいろ手を出してみたけど、なかなか続かなかった、そんな方のための指南書がこの1冊。
猛烈な読書家であるという著者が、あの手この手で独学を進めるためのノウハウを一挙に公開している。
また、時間が余り過ぎてやることがないという方も、この機会に独学に励んでみてはいかがだろうか?
788ページもあるので、読み切る楽しみもある風変わりなベストセラーだ。

「育ちがいい人」だけが知っていること 諏内えみ

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二刀流の大谷翔平選手しかり、一流のスポーツ選手さえ人格、すなわち「育ちの良さ」が高く評価される今の時代。
サラリーマンであれ、キャリアウーマンであれ、経営者であれ、ビジネススキルだけが高ければ他のことはどうでも良いという時代はとうに過ぎ去ったのだ。
いまや、品性で本当の人間力の差がつく風潮に変わりつつある。
とはいえ、「育ちは今さら変えられない…」と嘆く必要はない。
この本は話し方から公共の場でのふるまい、人間関係に至るまで優しくアドバイスがつづられており、実践的な指南書になっている。
傘の持ち方やドアの開け閉めなど、目からウロコの細かなコツが満載だ。
婚活成功者も続出で、2020年に一番売れたマナー本となった。

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